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恣意的拘禁に関する作業部会への要請文
2016年11月27日付で,恣意的拘禁に関する作業部会への要請文を発送しました。
本要請に多数のみなさまから賛同をいただきましたこと,また,活動のための寄付や賛同金を頂戴いたしましたことに,心よりの感謝を申し上げます。
誠にありがとうございました。
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「2017年恣意的拘禁に関する作業部会日本訪問実現委員会」とは

 

当団体は、恣意的拘禁に関する作業部会(United Nations Working Group on Arbitrary Detention)(以下「WG」

といいます。)の2017年日本訪問を実現するため、精神障害者、精神障害者の人権に関わる支援者と法律家などが中心となって、2016年3月に設立された団体です。

 

現在,WGの日本訪問の実現に向けて,様々な方面に,協働を呼び掛けています。

みなさまのご協力をお願い申し上げます。

 

・ 賛同の呼びかけ

・ 人権団体への呼びかけ

 


恣意的拘禁に関する作業部会(United Nations Working Group on Arbitrary Detention)とは

 

国連人権理事会決議に基づき設置された特別手続である恣意的拘禁に関する作業部会(以下「WG」といいます。)は、恣意的拘禁の被害を受けている個人の通報を受けて政府に対して調査や改善などを要請するほか、個別に国を訪問し、人権状況に関して現地調査を行い、その結果を報告または公表することができます。

 

「恣意的拘禁」という言葉は、刑事手続や入管手続の問題を連想させますが、WGの取り扱う分野は、それだけに限られず、精神障害者の入院や施設入所の問題を含んでいます。要請文に記載されているような、強制的な入院、退院支援のないまま続けられた長期入院、自由の制限、または身体的拘束などは、いずれも「恣意的拘禁」に当たり得るものです。このような日本の精神科医療をめぐる人権状況が、いかに国際的水準を充たしていないものなのか、WGによる現地調査によって、国際社会に対して明らかにされるべきです。